今回は、人生2回目の自作PCを作ったので、その構成と感想を書きます。
なぜ、自作を組もうと思ったのかというと、
初ボーナス💰が出たということ。
今のPCがだいぶ古くなってきているうえに、お金のない学生時代に妥協して買ったパーツもある。
という理由からです。
現状の構成(5年ほど前に作ったもの)はこんな感じです。
・CPU:先輩から安く譲ってもらった Core i7 8700K
・マザボ:↑ に合わせて Z390 チップセットを搭載した MSI のマザボ
・GPU:修学旅行でアキバに行ったときに買った GTX 1050 Ti(ここ、だいぶ妥協しているのがわかると思います笑)
・ケース:これも修学旅行でアキバに行ったときに買ったよく分からないケース
・ストレージ:SSD 500GB
・メモリ:16GB x 2(最初は 16GB 1枚、1年後くらいに +16GB 追加)
とりあえず、予算は 30万 としました。
BTOではなく自作にするからには、コンセプトを明確にしないとパーツが選べません。
① 壁掛本格水冷裏配線PC(没)
・机が狭いので、机に置くと作業スペースが小さくなってしまう
→ 壁掛に挑戦してみようか
・空冷だと冷却能力が物足りないかもしれないので水冷にしたいな
→ どうせするなら本格水冷にしてみようか
・壁掛とか、本格水冷なら見た目にもこだわりたいよね
→ 裏配線できるマザボ(ASUS の BTF とか?)にしてみようか
ということで、全部組み合わせて 壁掛本格水冷裏配線PC にしてみよう
うーん、できるのか?壁掛本格水冷はやってる人いそう。裏配線本格水冷もできそう。
ただ壁掛裏配線が難しそう(ケース(というか板)も自作しないとダメかも)
あとは、アパートなので、壁にねじ止めはできないけど、つっぱり棚で耐荷重大丈夫かな…
とか考えているうちに、現実的じゃない気がしてきました。
そのとき、友達から「ちっちゃいPCもいいよね」といわれ、確かに!
② ミニPC(採用)
・机が狭いけど、PCも小さいから何とかなるやろ
・たぶん本格水冷組んでる隙間ないだろうから、簡易水冷か空冷になりそう
・見えるとことかないだろうから、(ケース以外)見た目も気にせんでいいやろ
という感じで、”ミニPC” に絞ったことで、消去法てきな感じで選択肢が絞られて構成が決まるようになりました。
ということで、今回組んだ自作PCの構成です!
記事のタイトルにもなっていますが、Fractal Design の Terra というケースにしました。
Terra — Fractal Design
フロント部分は木をあしらったデザインとなっており、とてもおしゃれです。
内部は、いわゆる "サンドイッチレイアウト" と呼ばれるマザボとグラボを背中合わせにするレイアウトになっています。
大きな特徴としては、サンドイッチの仕切りが可動式になっており、グラボとCPUクーラーの高さに応じて柔軟に組むことが可能となっています。
もともと Intel 使ってたので、今回も無難?に Intel の Core i7 14700KF を選定しました。
インテル® Core™ i7 プロセッサー 14700K
マザーボードは、ASUS の B760 チップセットを搭載したものにしました。
ROG STRIX B760-I GAMING WIFI | Gaming motherboards|ROG - Republic of Gamers|ROG 日本
選定基準としては、下記のとおりです。
・Terra には Mini-ITX しか入らないので、Mini-ITX で 14700KF に対応する LGA 1700 を搭載したマザボ
・フロントの Type-C を使えるようにコネクタがあるもの
・Z790 × Mini-ITX はさすがに高いので B760 チップセットに
GPUは、ASUS の RTX 4060 Ti Super にしました。
ProArt GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER OC Edition 16GB GDDR6X
せっかくなのでGPUはいいやつを買おうと思っていたので、Terra に入る最高スペックのものにしました。
ASUS を選んだのは、やっぱり安心安全とマザボもASUSだったこと、そして ProArt シリーズがコンパクトで高スペックだったためです。
本当は、4080 Ti にしたかったのですが、そろそろ 5000番台が出る影響で在庫がなく、4070 Ti Super になりました。
CPUクーラーは、DeepCool の AN600 にしました。
AN600 - DeepCool
Terra には簡易水冷も入らないっぽかったので、トップフローロープロファイル空冷から選びました。
AN600 は 120mm のファンを搭載していることもあり、大きさの割に冷却性能が高いらしいです。
電源は、Lian Li の SP750 にしました。低電力のときはファンが回らないのもおすすめポイントです。
SP750 - LIAN LI
今後も踏まえてもうちょっと容量大きく、電源効率もいいものがよかったですが、値段の関係から最低限のものに絞りました。
メモリは、64GB(32GBx2)
SSDは、SSD 2TB
ブラックフライデーにあやかって、セール品を買ってしまいました。
ほんとはメモリ32GB でよかったのですが、これを機会に 64GB に。ウフフ
正面からはこんな感じです。まぁケースそのままですね
次は、右側面です。ケーブルとかは各パーツに付属のものを使っているのでそこまできれいに配線できているわけではないですね…
電源とCPUファンが見えている形になります。
これは左側面。GPUが見えている面になります。
なんといっても中がせまい!
きれいに組みたいなら適切な長さの配線ケーブルを使ったほうがいいですね。
あとは、買う前から分かっていたのですが、Lian Li の電源だと、ケーブルの根本がケースの壁に当たる形になり結構無理矢理になってしまいます。
そして、CPUファンとマザボの相性はよくありませんでした。CPUファンのバックプレートとマザボ裏のコンデンサが干渉してしまいました…
自分はコンデンサを挟んだまま無理矢理付けましたが、マザボの寿命は短くなるかもですね。
一応、下記 Reddit でも言及されており、どっちかの仕様が良くないみたいです
AN600 backplate does not fit ASUS ROG STRIX B760-I GAMING WIFI : r/Deepcool
AN600 を搭載したとはいえ、空冷なのでCPUのベンチマークを回すと、さすがに 100℃ を超えてしまいそうでした。そのため、TDP を少し下げて運用しています。(CPUグリスはクーラー付属のもの、上記の通り完璧にバックプレートを付けたわけではないので、そのあたりを工夫すればもうちょっと性能よくなるかもしれません。)
GPU は特に問題なく動いています!モンハンワイルズもフルHD、ウルトラ設定で快適に動作します!
一つだけ、CPUファンが勢いよく回ると、ケースのスリットに空気が当たるのか結構音がする印象です。
ケースの側面をほんの少し開けるだけで見違えるほど静かになりました。(現在は、見えにくいところに設置しているので小さい箱を挟んで運用しています)
サンドイッチレイアウトの仕切り位置を少し変えれば改善するかもですが、中がぎちぎちすぎてちょっと面倒くさいのでそのままにしています💦
本当はもうちょっと詳しく写真とか載せて説明したかったのですが、ブログ書くのが組み立ててから時間が経ってしまったこともあり、写真を取り直すのが億劫になってしまいましたmm
とりあえずモンハンワイルズのメインストーリーはクリアしたので、いったん GPU 酷使フェーズは終わったものの、せっかく高性能 PC を組めたので、VR 開発や動画編集などいろいろしてみたいなと思いました。
かっこいいケースでコンパクトに組めたので、個人的にはノルマ達成です!