皆さんこんにちは。すずともです。
今回は、僕がやっている「t7s Electone Project」で公開しているエレクトーンデータの扱い方について説明したいと思います。
ちなみに、それ以外でもコンクールなどで使われる「エレクトーンチェックデータ」のダウンロードなども同じ仕様です!
「俺は単刀直入にデータの入れ方について知りたいんや怒」って人は、見出し3をみてくだされ。
エレクトーンのデータとは、エレクトーン上で設定した音色、リズム情報などが記録されたデータです。基本的にはエレクトーンのMDR機能を用いて保存、録音、読み出し、コピーなどの操作を行うので、あまりパソコンなどで弄らないと思います。
また、実際にパソコンで見ても(USBを差せば簡単に見れる)なんかフォルダいっぱいあるし、全然曲名とか分からんやん…ってなると思います。
基本的に、エレクトーンのデータの入手方法として、2つ挙げられます。
上記の1の方法は、USBに直接入れてくれるので、エレクトーンにUSBを差せば使える。パソコン使えない人には簡単。
一方2の方法は、データをダウンロードしてくるだけなので自分でUSBに入れないといけない。しかし、ただUSBにD&Dしても動かないのがエレクトーンデータのくそな部分。専用のソフトを使用してUSBに移動しないといけない。
※この辺りはプロテクト系が絡んでくるのでしょうがない部分もある。
まあ、詳しくは公式のHPの説明見て。
1でデータをD&Dしても使えないって話をしたけど、実はこのサイトで公開されてるデータはD&Dで動きます笑
D&Dで動くか動かないかの違いはプロテクトデータかそうでないか。
やり方はそんなに難しくないよ!
はいっ。終わり。結構簡単。
ここで注意なのは、初心者はUSB直下にコピーすること。一旦エレクトーンで読み込めたら、後はエレクトーン上でコピーしたりする方が安全。
ここからは、ダウンロードしたエレクトーンデータを好きなように弄りたい人向け。
エレクトーンデータは次のような構成になっています。
※()で囲んだのは無いかもしれないフォルダ・ファイル
ここから先は実際のファイルを見ながらの方が分かりやすいかも。
まずは一番上の階層から。一番上の階層には「SONG_xxx」というフォルダと「ELS_SONG.NAM」というファイルがあります。
まずは「ELS_SONG.NAM」をメモ帳などのエディタで開いてみましょう。すると何やらたくさん文字が。
勘のいい人はこのファイル見ればわかるはず。
簡単に説明すると、各行は
Sxxx:(設定項目) = (値)
という構成になっていると思います。それぞれの役割と入る値は下記の通り。
設定項目 | 入る値 | 入る値の例 |
SONGNAME | MDR画面に表示される曲名 | ひよこのうた |
FOLDER | 曲の情報が入るフォルダ名 | SONG_001 |
SECURITY | 保護されているかどうか。これをONにするとMDR上でバグる(なんか上の階層などにいくボタンが非アクティブになり操作不可能になる。いろいろいじると治るけど、その曲を選択するとバグ再発)ので購入したプロテクトデータ以外ではOFF推奨 | OFF or ON |
MODEL | (多分)対応するエレクトーンのモデル名。動作には影響しないぽい | 不明 |
PART_UK | 曲を再生したときに、上鍵盤を演奏するかどうか。MDRの曲を選択したときに出てくる画面に対応。右下のパート保存をするとこれらが置き換わる。 | OFF or PLAY |
PART_LK | PART_UKの下鍵盤バージョン | OFF or PLAY |
PART_PK | PART_UKの 足鍵盤バージョン | OFF or PLAY |
PART_LEAD | PART_UKの リード1バージョン。詳しくはエレクトーンの説明書「リード演奏」を参考 | OFF or PLAY |
PART_KBP | PART_UKの キーボードパーカッションバージョン | OFF or PLAY |
PART_CTRL | PART_UKの コントロールバージョン | OFF or PLAY |
PART_XG | PART_UKの XGバージョン。これをOFFにするとサポート演奏などがされなくなる | OFF or PLAY |
MIDFILE | 再生ボタンを押したときの再生に使用されるMIDIファイル。エレクトーン上で演奏を録音するとこのファイルに自分の演奏が記録される。サポート演奏では逆にこのファイルを使って上下足鍵盤以外の音を出すことができる。 | MIDIファイル名 (MIDIファイルは、FOLDERで指定したフォルダ内に存在すること) |
BLKFILE_xxx | xxxの部分には「001」などの数字が入る。これはバンクごとに記録されており、使用するバンクを増やすと増える。たぶん001=バンクA、002=バンクBというように対応している。 ネクストレジスト機能とも関連深いと思われるが未実験のため割愛 | REG_001.B00 (MIDIファイルと同様、FOLDERのフォルダ内に存在すること) |
なんか表の表示がおかしいのは、僕が単にうまく設定できないだけです。申し訳ないです。(もっとWordPress勉強しないと…)
ここまで説明したら、ファイル構造はお分かりですね!
ちなみにファイル階層のSONG_001にも()がついている(無いかもしれないフォルダ)のは、エレクトーン上で削除を繰り返していくごとに必ずしも001から始まるわけではないという意味からです。(文章下手か!?読みにくくてスマヌ)
つまり、曲が入ってるSONG_xxxというフォルダと、ELS_SONG.NAMファイルをいい感じに弄ってあげればPC上でも曲のコピーとかができる…と思ったら大間違いですよ!!!!!!!!!!!
プロテクトデータをエクスプローラ上でコピーor移動させると、データが破損する仕組みになっているので注意!専用のソフト「Musicsoft Downloader」を使いましょう。
特に移動はデータがどこにも残らないので。
プロテクトデータ以外だったらエクスプローラ上で大丈夫です。
エレクトーン上でフォルダ名や曲名が変更ができるのはご存じですよね?
すでに僕のデータをダウンロードした方はご存じかもしれませんが、STAY☆GOLDの「☆」これどーやってエレクトーンで打つの?って話です。
実はエレクトーンでは☆を打つことはできないのですが、上記のフォルダや、ELS_SONG.NAMファイルにパソコンで☆と打てばエレクトーン上で☆が出てきますよ!
というのも、エレクトーンのディスプレイに表示されている文字、説明書に書いてあるのですが、リコーの「Bitmap Font」というものが使われているようで、そのフォントが対応していれば表示できるのだと思います。
詳しくはリコーのHPでも見て下され。
なんとこやつ、商用利用に17,000円/台もかかってるようで、これもエレクトーンの価格が高い理由の一つなんでしょうね。(もっと高解像度なディスプレイ搭載してフリーフォントとか使ったほうが結果安いんじゃとも思ってみたり…)
ま、とこんな感じでエレクトーンデータについて、使い方や仕様など簡単に説明させていただきました!
エレクトーンは電子機器なので、パソコン系の人にはもっと色々仕様が面白かったり、面白くなかったり。
とにかくいろいろできそうです!
間違いや、分かりにくいとこ、分からないことなどありましたらコメントなどでお受けしています。気軽にど~ぞ。